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箕作 秋吉 :花に因んだピアノ曲 Op.16

Mitsukuri, Syukichi:HANA NI CHINANDA PIANO KYOKU Op.16

作品概要

作曲年:1935年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (2)

解説 : 仲辻 真帆 (556文字)

更新日:2018年4月19日
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〈夜の狂想曲〉、〈さくらさくら〉、〈春のやよい〉 で構成されている。この 3 曲は、もともと各曲が独立した作品だった。後年に作曲者の手で組み合わされ、《花に因んだピアノ曲》として発表された。

第 1 曲目の〈夜の狂想曲〉は、神田明神の夜祭に咲き乱れる牡丹の花への回想から作曲された。なめらかな 3 連符がゆったりたゆたう。この曲は、ロシア人のピアニストで作曲家の A. チェレプニンが発行した楽譜叢書「チェレプニン・コレクション」に含まれている。第 2 曲目は、よく知られた日本古謡を単一主題としたソナタ形式である。作曲者によると、第 3 曲目は「都節 6 音階の古謡への扱いが進んでいる」作品である。主題の反行や逆行が盛り込まれている。

箕作秋吉は、1930 年代から「日本和声」にかんする論考を発表していた。《花に因んだピアノ曲》は、箕作の主張が実践的に反映された事例として解することができる。また、作曲者はフランス印象派の影響を受けたことも認めている。西洋音楽をとりいれて日本人としての作曲をきりひらくことに意欲的であった箕作の姿勢が、この作品に表れている。

《花に因んだピアノ曲》は、作曲技法の点において、あるいは 3 曲とも後年に自身の管弦楽曲に用いられたという点において、箕作の作品の重要な位置を占める。

執筆者: 仲辻 真帆

About work(s) : 仲辻 真帆 (1574文字)

更新日:2018年4月19日
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楽章等 (3)

夜の狂想曲 Op.16-1

総演奏時間:5分15秒 

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さくらさくら Op.16-2

総演奏時間:4分00秒 

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春のやよい Op.16-3

総演奏時間:3分50秒 

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