松平 頼則 :前奏曲二調

Matsudaira, Yoritsune:Prélude en ré pour piano

作品概要

作曲年:1934年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲

解説 (2)

解説 : 平野 貴俊 (455文字)

更新日:2018年4月20日
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《幼年時代の思い出》と並ぶ松平の最初期のピアノ曲。1934 年に作曲され、1935 年に「チェレプニン・コレクション」の第5 集『日本近代ピアノ曲集』に収められ、同年にアレクサンドル・チェレプニンによってミュンヘンで初演、彼が録音した本作品のレコードはヨーロッパで放送された。1932 年に来日したアレクサンドル・タンスマンの手法に刺激を受けて本作品を作曲した、と松平みずから認めており、彼と二人の外国人音楽家との交流の証として重要な作品である。シンプルな2 種類の旋律が、増減音程を特徴とする伴奏の上で2 度ずつ繰り返される。4 小節の推移を挟んで2 種類の旋律が再帰し、4 小節の末尾を迎える。空虚5 度で終わる末尾を除き、後半は明確にニ長調を示している。チェレプニン・コレクション所収後、1953 年、『現代創作舞踊音楽―第1 集ピアノ曲集―』として現代思潮社より出版された後、1971 年に全音楽譜出版社の『松平頼則 ピアノのための小品集』、次いで1991 年に『松平頼則 ピアノ作品集』に収められた。

執筆者: 平野 貴俊

About work(s) : 平野 貴俊 (1108文字)

更新日:2018年4月20日
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