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ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ 第22番 Op.54 ヘ長調

Beethoven, Ludwig van:Sonate für Klavier Nr.22 F-Dur Op.54

作品概要

作曲年:1804年 
出版年:1806年 
初出版社:Bureau d'art et d'industrie
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:10分30秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (441文字)

更新日:2007年5月1日
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献呈先は無し。2楽章構成となっている。

第1楽章は4分の3拍子で、すべての主題がヘ長調で提示される。イン・テンポ・ドゥン・メヌエットと記されており、ロンド形式ともソナタ形式とも捉え得るが、どちらにしても変則的である。そして、すべての主題がヘ長調で提示されるところが特徴となっている。ソナタ形式と捉えた場合、メヌエットの性格を持つ第1主題とオクターヴによる第2主題とは、強弱、モティーフの長さ、使用する音域の点で、多様に変化(第1主題)するかほぼ一定(第2主題)であるかといったことが対照を成す。

第2楽章もヘ長調で、アレグレットの4分の2拍子である。この楽章も3部形式ともソナタ形式とも捉えることができ、やはりどちらにしても変則的である。特に、ソナタ形式と捉えた場合、単一主題によるソナタ形式ということになる。

このように、形式の自由さ、1楽章における主題を提示する調の一定性などから、20曲を超えるピアノ・ソナタを作曲したところでベートーヴェンが新たな試みを行っていることがうかがえる。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (2)

第1楽章

総演奏時間:5分00秒 

解説(0)

楽譜(0)

第2楽章

総演奏時間:5分30秒 

解説(0)

楽譜(0)

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