ハイドン :幻想曲(カプリッチョ) Hob.XVII:4 op.58 ハ長調
Haydn, Franz Joseph:Fantasia(Capriccio) C-Dur Hob.XVII:4 op.58
執筆者 : 齊藤 紀子 (158文字)
1789年に作曲された。冒頭のモティーフを十分に用いて音楽が展開される。左右の手のユニゾンや重音、分散和音、オクターヴの連続使用、左右の手の間の模倣等、鍵盤楽器で奏することのできる多様な音形や演奏方法が散りばめられている。また、曲の全体を見てみると、効果的な転調が、この作品の推進力の推移に寄与していることがわかる。
幻想曲(カプリッチョ)