モーツァルト, レオポルト : ヴォルフガングのための音楽帳
Mozart, Leopold : Notenbuch für Wolfgang
作品概要
作曲年：1762年
楽器編成：ピアノ独奏曲
ジャンル：練習曲
著作権：パブリック・ドメイン
解説 (2)
総説 : 中塚 友理奈
(294 文字)
更新日：2015年6月12日
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総説 : 中塚 友理奈 (294 文字)
1762年作曲。全32曲から成る。3分の1以上をメヌエットが占めている。この曲集の大部分を占めている舞曲だが、その起源となった国はドイツ、フランス、イギリスなど多岐にわたる。いずれの曲も1ページ以内に収まっているが、十数小節程度の曲から～40小節の曲まで様々である。先に作られた《ナンネルの音楽帳》同様、前半はメヌエットで占められているが、こちらは第3曲に8分の3拍子が使われている。（《ナンネルの音楽帳》前半のメヌエットは全て4分の3拍子）さらに、《ナンネルの音楽帳》と比べると、早くから細かい音価や3連符、付点などが現れている。和音が多用されていたり、子供向けにしては音の跳躍も多い。
編集部注 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部
(214 文字)
更新日：2023年8月1日
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編集部注 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (214 文字)
（編集部注）本稿は読者の方からのご指摘により投稿をいたします（本稿は暫定版です。今後さらなる調査によって改稿する可能性があります。）：
音楽学者の ヴォルフガング・プラートWolfgang Plath（1930-1995）は、この曲集は1850年頃に匿名の音楽家によって作成された楽譜集であり、W.A.モーツァルトのために作られたものではないと指摘しており、定説となりつつあります。
参考情報（注117～118近辺に関連の記述あり）
ステップレベル：基礎3,基礎4,基礎5
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