close

モーツァルト, レオポルト : ヴォルフガングのための音楽帳 ホルンの小曲

Mozart, Leopold : Notenbuch für Wolfgang Waldhorn-Stück

作品概要

楽曲ID: 48887
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (309 文字)

更新日:2025年10月19日
[開く]

主調はヘ長調、三部形式である。

A[a(1から4小節)+b(5から8小節)]

B[c(9から12小節)+d(13から16小節)]

A1[a(17から20小節)+b1(21から24小節)]

ワルトホルン(waldhorn)とはドイツ語でフレンチホルンのことである。

主題は2つのホルンによる重奏を模しており、2声部が並行進行して形成する特徴な完全5度音程、いわゆるホルン5度が見られる。

中間楽節cでは、同音連打による太鼓のようなモティーフが見られ、楽節dでは2小節目の主題モティーフ(左手分散和音線上下行を特徴とする)が展開されている。中間楽節での表現はこうした構成上の変化を捉えたい。17小節から再び主題が再現され終結を迎える。

執筆者: 熊本 陵平
現在視聴できる動画はありません。  

楽譜

楽譜一覧 (6)