ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ 第31番 第3楽章 Op.110

Beethoven, Ludwig van:Sonate für Klavier Nr.31  3.Satz Adagio ma non troppo - Fuga

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:10分00秒
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解説 (1)

解説 : 岡田 安樹浩 (301文字)

更新日:2019年2月16日
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第3楽章 序奏 4分の4拍子/フーガ 変イ長調 8分の6拍子

前楽章の終結和音がドミナントの役割を果たし、変ロ短調で開始されるAdagioの序奏は、レティタティーヴォにつづいて変イ短調の「嘆きの歌Klagender Gesang」となる。極めて声楽的な序奏に対し、主部のフーガは古い声楽様式ではなく、きわめて器楽的な様式による自由な3声フーガである。

中間部(第114小節~)で「嘆きの歌」がト短調で回帰し、これを挟んだ後半はト長調となって主題の反行形によってフーガが築かれる。間もなくト短調へ転じ、そこから徐々に対位法的な様式から離れ、主調の変イ長調へ戻ってフーガ主題の動機展開へと発展して楽曲を閉じる。

執筆者: 岡田 安樹浩