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モーツァルト :デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573 ニ長調

Mozart, Wolfgang Amadeus:9 Variationen über ein Menuett von Duport D-Dur K.573

作品概要

作曲年:1789年 
出版年:1792年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:変奏曲
総演奏時間:14分00秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (325文字)

更新日:2010年1月1日
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1789年の作品で、この頃のモーツァルトは人気のオペラ作曲家として名を知られるようになっていたが、一家の経済状況は悪化の一途をたどっていた。宮廷での職を希望してポツダムを訪れ、そこで出会ったチェロ奏者ジャン・ピエール・デュポールの作品に基づいてこの変奏曲が作曲されたといわれている。

クラヴィーラの特性をよく生かしたテーマになっており、和音が美しく響く。はじめは16分音符や分散和音を用いて典型的な展開のされ方がなされ、後半では徐々に転調やオクターブによるダイナミックさが用いられていく。デュポールの前で行った即興演奏から生まれた作品で、優しく繊細なテーマが着実に広がりをみせていき、聴いている者をはっとさせる深遠さをみせて、再びテーマに戻り終着する。

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