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クレメンティ :4手ピアノのための二重奏 Op.6-1 ハ長調

Clementi, Muzio:Duo for Piano 4 Hands C-Dur Op.6-1

作品概要

作曲年:1780年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:11分10秒

解説 (1)

成立背景 : 林川 崇 (664文字)

更新日:2014年1月20日
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●成立背景

連弾はピアノが普及し始めた頃から発展を始めたジャンルであるが、それは、チェンバロ、あるいはそれ以前の鍵盤楽器は音域が狭く、2人並んで弾くには楽器が小さ過ぎたことが主な理由であったと言われている(ただし連弾曲自体は少数ながら16世紀から存在している)。

1770年代に入ると、モーツァルトを始めとして、彼の師であるヨハン・クリスティアン・バッハ(Johann Christian Bach 1735~1782)など多くの作曲家が、ピアノ連弾のためのソナタを次々と書くようになった。そうした中で、クレメンティは、1779年に最初の連弾作品である3つの二重奏曲作品 3を出版。同年には、友人の音楽家ウィリアム・ダンス(William Dance 1755~1840)と演奏会で連弾を披露している。

当時書かれた連弾曲は、良家の子女たちが演奏するのを前提として、技術的にも平易に書かれているものがほとんどだが、クレメンティのこの曲は、速いパッセージを2人で同時に弾いたり、当時はまだ珍しい演奏技法であった3度や分散オクターヴによる掛け合いが出てくるなど、ヴィルトゥオーゾ同士の共演を目的としていると思われ、非常に注目すべき作品である。

初版は1780年にパリで出版されたが、その後、1790年頃にクレメンティが諸外国で出版した旧作をロンドンで「正しい版correct editions」として再版した私家版の中にこの曲も含まれており、これは、初版とくらべて部分的に音が若干厚くなっている。

ザイン=ヴィトゲンシュタイン伯爵夫人に献呈。

執筆者: 林川 崇

楽章等 (2)

第1楽章

総演奏時間:7分50秒 

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第2楽章

総演奏時間:3分20秒 

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楽譜

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その他特記事項
同じくOp.6として「ピアノとヴァイオリンのための2つのソナタ」、および「ピアノのための3つのフーガ」が出版された。