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グリーグ :4つの小品 Op.1

Grieg, Edvard Hagerup:4 Stykker Op.1

作品概要

作曲年:1861年 
出版年:1863年 
初出版社:Peters
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:13分30秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (753文字)

更新日:2007年11月1日
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作品1のこの作品は、グリーグが18歳の時に作曲された。1861年から翌年にかけてのことである。シューマンやメンデルスゾーンからの流れを感じさせるキャラクター・ピースである。尚、グリーグは、この作品を作曲した年に、スウェーデンでデビュー・コンサートを催し、メンデルスゾーンやシューマンの作品をとりあげている。

第1曲目は、ニ長調で書かれたアレグロ・コン・レジェレッツァ。右手の下声がメロディーを紡ぎ出す。そして、その上には、分散和音によりかたどられている。右手の下声が担うメロディーは、所々で、左手の低声とデュエットを組む。

第2曲目は、ノン・・アレグロ・エ・モルト・エスプッレシーヴォ。多声的に書かれたこの曲は、声部間の反進行や、3度ないしは6度の音程を築く並進行が折り合わされている。そして、半音階に富んだ音の動きが特徴的である。そのため、和声が味わい深いものとなっている。アレグロ・カプリッチョーソの中間部は、所々の休符や音形など、細部に意匠が凝らされている。

第3曲目は、<マズルカ>と明記されている(「マズルカ・コン・グラツィア」)。この曲には、16分音符のオクターヴや3連音符によるパッセージが見られ、マズルカのリズムの表現のみならず、ピアニズムに深く関連するテクニックも要求される。そのため、グリーグによる「コン・グラツィア」の指示は心憎くさえ思えてくる。中間部では、マズルカのリズムがへミオラによって繰り広げられる。

第4曲目は、アッレグレット・コン・モルト。マズルカに続くこの曲は、明記こそされていないものの、ポロネーズのリズムが特徴的である。音楽の何らかの要素が再び用いられる際には、必ずといってよいほど手が加えられている。また、対旋律や保続音、半音階的な音の動き等により、巧妙に構成されている。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (4)

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マズルカ Op.1-3

総演奏時間:3分30秒 

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アレグロ・コン・モト Op.1-4

総演奏時間:3分30秒 

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