スクリャービン(スクリアビン) :5つの前奏曲 Op.16

Scriabin, Alexander:5 Preludes Op.16

作品概要

作曲年:1894年 
出版年:1897年 
初出版社:Belaïev
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:8分00秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (619文字)

更新日:2008年5月1日
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《24の前奏曲 作品11》と共に1897年に出版された数々の前奏曲集の1つ。

第1曲目 ロ長調 4分の3拍子 アンダンテ

22歳の時にモスクワで作曲された。幅広い音域を分散和音でしなやかに動き回る左手は、時に3オクターヴもの音域をカバーすることもある。2小節に及ぶ左手の序奏が、右手のメロディーをゆったりと引き出す。左手は、引き続き幅広い音域を行き来する分散和音をなぞり、その上で、右手が息の長いメロディーをのびやかに歌い上げる。

第2曲目

23歳の時にスイスのヴィツナウで作曲された。4対5、3対5、2対5のポリ・リズムによって細かく振動するような響きを生み出すこの曲は、最後は、両手で5連音符を同時に弾くようになる。両手で和音を鳴らすことを主体とした曲である。

第3曲目

22歳の時にモスクワで作曲された。序奏で提示される両手の6度音程による並進行を左手が受け継ぎ、その上で右手が綾を織りなしていく。曲が進むにつれ、右手の音価は細分化されていく。

第4曲目

23歳の時にペテルブルクで作曲された。3小節フレーズの積み重ねにより構成されている。僅か12小節の短い曲である。右手の単音のみになるところと、両手で和音を響かせるところの対比が印象的である。

第5曲目 嬰へ長調 8分の3拍子 アレグレット

23歳の時にモスクワで作曲された。この曲のメロディーは、幅広い音域を動きまわる。そこに添えられる左手は単音であることが多く、これまた幅広い音域を覆っている。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (5)

第1番

調:ロ長調  総演奏時間:3分00秒 

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第2番

調:嬰ト短調  総演奏時間:1分30秒 

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第3番

調:変ト長調  総演奏時間:2分00秒 

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第4番

調:変ホ短調  総演奏時間:1分00秒 

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第5番

調:嬰ヘ長調  総演奏時間:0分30秒 

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