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ハイドン :ソナタ 第50番 ニ長調 Hob.XVI:37 op.30-3

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.50 D-Dur Hob.XVI:37 op.30-3

作品概要

楽曲ID:2512
作曲年:1780年 
出版年:1780年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:10分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:第50番は「ウィーン原典版」の番号
※参考情報:前山仁美「ハイドンの世界」

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (572文字)

更新日:2007年8月1日
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正確な作曲年は不明であるが、1780年にHob. XVI/35~39までの作品から成る「ソナタ集 第1巻」としてウィーンで出版されたことから、それ以前の作であることがわかっている。このソナタ集はアウエンブルッガー姉妹に献呈されている。全3楽章から成る。

第1楽章はアレグロ・コン・ブリオの4分の4拍子でニ長調。第1主題は左右が収斂するような音形が特徴的である。一方、第2主題は右手の刺繍音による音形に、左手の3度が添えられている。展開部(第41小節~)は比較的短く、主として第1主題が展開される。そして、再現部(第61小節~)へと切れ目なく続く。

第2楽章は緩徐楽章で、ラルゴ・エ・ソステヌートの4分の3拍子。第1楽章の同主短調にあたるニ短調で書かれている。前半と後半から成るが、全19小節と比較的コンパクトな構成になっている。この楽章の終わりはいかなる調の完全終止にもよらないことが特徴的である。そこでは、フェルマータを付されたニ短調の属和音が響く。そして、この和音を同じく属和音として共有する同主長調のニ長調で書かれたフィナーレへとアッタッカで続く。

第3楽章のフィナーレは、前述の通りニ長調で、プレスト・マ・ノン・トロッポの4分の2拍子。ロンド形式による。その主題は、右手の上行する音形が特徴的なメロディーとそれに添えられた左手の重音から成る。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:4分00秒  ステップレベル:発展1,発展2,発展3

解説0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:3分00秒  ステップレベル:応用7,発展1,発展2

解説0

編曲0

第3楽章

総演奏時間:3分30秒  ステップレベル:応用5,応用6,応用7

解説0

編曲0

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