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ブルクミュラー(ブルグミュラー) : 25の練習曲 つばめ Op.100-24

Burgmüller, Johann Friedrich Franz : 25 Etudes faciles et progressives, conposées et doigtées expressément pour l'étendue des petites mains L'hirondelle Op.100-24

作品概要

楽曲ID:23999
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎4 基礎5 応用1 応用2

楽譜情報:24件
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解説 (3)

解説 : 佐藤 卓史 (501 文字)

更新日:2022年1月31日
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 空高く飛んでは地表近くまで戻ってくるツバメを、手の交差を伴う幅広いアルペジオで描いています。25曲の中では飛び抜けて技術的に難しく、スキップされることも多いようですが、ここで紹介する練習方法でぜひチャレンジしてみてください。♩= 138 は、作曲者が「non troppo」という通り、それほど速いテンポではなく、右手を弾き飛ばさない程度の速さという意味が込められています。全体を一つのアルペジオではなく、バス・伴奏・ソプラノの3声部に分けて考え、それぞれの音色の種類も変えてみましょう。

演奏のポイント(原典 ♩=138)

 まず、右手を和音にして、左手の跳躍と2声(バス・ソプラノ)の弾き分けだけに集中してみましょう(譜例1)。バスは8分音符ですが、ソプラノは16分音符です。ソプラノはほとんど弱拍上にあり、跳躍した勢いのまま落とすのではなく、鍵盤のそばで準備してから弾く必要があります。7,8小節などのレガートにも注意しましょう。次に、アルペジオの上行と下行を分けて練習します。(譜例2)バスからジャンプする距離をしっかりとつかみましょう。

(東音版「ブルグミュラー25の練習曲」(NS70)より)

執筆者: 佐藤 卓史

楽曲分析図 : 飯田 有抄 (12 文字)

更新日:2018年3月15日
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譜例提供:  音楽之友社

執筆者: 飯田 有抄

演奏のヒント : 大井 和郎 (573 文字)

更新日:2019年5月23日
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この曲は、左右の手を交差させてメロディーラインを奏でる曲で、この手の曲は多くありますね(リスト:ため息、等)。筆者も試しにこの曲を弾いてみましたが、難しいですね。テンポにもよるとは思いますが、今日は皆様のために特別な指使いをお教えします。オクターブが届く生徒さんであれば可能な指使いです。是非、参考にして下さい。

1小節目:2拍目、4拍目のメロディ2つは右手で取ります。この場合5の指ですので、その前の1拍目、3拍目のアルペジオは 1-2-4を使います。

2小節目:2拍目 右手で 3拍目、4拍目は左で取ります。

3小節目:2拍目、4拍目、両方とも左です。

4小節目:2拍目、3拍目、左手で、4拍目右手で。

5ー6小節間:1ー2小節間と同じです。

7小節目:2拍目、3拍目、4拍目、全て左手で。

8小節目:1拍目、右手で。

9ー16小節間:1ー8小節間と同じです。

17小節目:2拍目、4拍目、右手で。

18小節目:全て左手で。

19ー20小節間:18ー19小節間と同じです。

21小節目:全て右手で。

22小節目:2拍目右手で、あとは左手で。

23小節目:左手で。

25小節目:全て左手で。

27小節目:全て左手で。

29小節目:2拍目から3拍目の1つめの音まで全て右、3拍目2つめの音から4拍目1つ目の音まで全て左手で。4拍目2つ目の音から30小節目1つ目の音まで全て右手で。

執筆者: 大井 和郎

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