ショパン :マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
Chopin, Frederic:Mazurka cis-moll Op.63-3
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5
マズルカ第41番の解説 : 齊藤 紀子 (346文字)
この《3つのマズルカ》作品63は、ラウラ・チョノフスカ伯爵夫人に捧げられている。ショパンの存命中に出版された最後のマズルカ集となっている。
1曲目のロ長調はヴィヴァーチェ。オベレクの性格も併せ持つマズルとなっている。曲の途中で、クヤヴィアクが挿入される。また、中間部はイ長調に転調する。
2曲目のヘ短調はレント。ノクターン風のクヤヴィアクである。中間部はマズルとなる。そして、曲全体を通して、変化和音が多用されている。
3曲目の嬰ハ短調はアレグレットのクヤヴィアク。中間部は典型的なマズルとなる。また、コーダでは、オクターヴ・カノンの手法が用いられ、幻想的な雰囲気を醸し出している。前曲と同様に、ノクターン風の性格を持つ。
※クヤヴィアク、マズル、オベレクの説明はこちら(佐藤展子さんの連載ページ)。
マズルカ 第41番 嬰ハ短調 Op.63-3
3つのマズルカ 第41番 嬰ハ短調
マズルカ(58曲) 第41番