ブルクミュラー(ブルグミュラー) : 25の練習曲 進歩 Op.100-6
Burgmüller, Johann Friedrich Franz : 25 Etudes faciles et progressives, conposées et doigtées expressément pour l'étendue des petites mains Progres Op.100-6
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:表記ゆれの例: 前進
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:基礎4 基礎5 応用1 応用2
楽譜情報:24件解説 (3)
解説 : 佐藤 卓史
(404 文字)
更新日:2022年1月31日
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解説 : 佐藤 卓史 (404 文字)
両手の上行音階が「進歩」「前進」のイメージを醸し出します。表現のポイントは、3小節のスタッカートとレガートの弾き分け、3小節と4小節の右手・左手の呼応、そして9小節からの中間部の、ウラ拍からオモテ拍へとかけられた短いスラーとスタッ カート。強弱も細かく書き込まれていますから、見落とさずにダイナミックに演奏しましょう。
演奏のポイント(原典 ♩=132)
冒頭の音階は左右がずれないように。9小節からはウラ拍に重みをかけて、オモテ拍でそれをリリースします。全音符は3度の重音ですが、実際には第5音が省略されています。それを知らないと、もう片方の手が思わぬミスをすることがあるので、三和音の形で把握するようにしましょう。13小節からはウラ拍に重さがあるのは同じですが、スタッカートのついたオモテ拍の音が旋律を形成するので、指でしっかり打鍵して強調します。
楽曲分析図 : 飯田 有抄
(12 文字)
更新日:2018年3月15日
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楽曲分析図 : 飯田 有抄 (12 文字)
譜例提供: 音楽之友社
演奏のヒント : 大井 和郎
(482 文字)
更新日:2019年1月31日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (482 文字)
この曲は、テンポを揺らすこと無く、割とメトロノームに近い正確なリズムで弾いた方が良いと思います。全体の構成は拍を意識し、一貫性のあるリズムで書かれてあります。この曲の面白さは時計の様に正確にリズムを刻む事であり、10小節以降、裏拍にアクセントが書かれてあり、これらのアクセントを強調することが曲を面白く聴かせるヒントになります。故に、アーティキュレーションはハッキリと、レガートとスタッカートを区別してください。歌らしいメロディーラインは殆どありませんが、14ー16小節間、左手に来るメロディーラインは強調して歌うように心がけます。17小節目、ペダルを踏むことでドライになる連打音を避ける事ができます。
この曲のテクニック的な難しさはスタッカートにあります。譜読みの段階ではスタッカートを取って、レガートで練習すると、指が早く場所を覚えてくれます。
解釈法としては、2人のキャラクターの掛け合いと考えます。たとえば、3小節目、右手のラインがお話をして、4小節目は左手のラインが話し始めるという具合です。10ー13小節間も同じですね。元気よく、生き生きと演奏して下さい。
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