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ヒナステラ : ミロンガ

Ginastera, Alberto : Milonga

作品概要

楽曲ID:18210
作曲年:1938年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:2分50秒
著作権:保護期間中

解説 (2)

解説 : 高木 直樹 (134 文字)

更新日:2019年11月29日
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ヒナステラは器楽曲だけでなく、歌曲やオペラの作品も作曲した。《ミロンガ》はヒナステラが作曲した《2つの歌 》作品3の第1曲〈忘却の木の歌〉をピアノ・ソロに編曲したもので、恋人を忘れようとするが忘れられない、切ない気持ちを歌ったヒナステラの歌曲の中でも有名な1曲である。

執筆者: 高木 直樹

解説 : 川端 美都子 (300 文字)

更新日:2024年1月14日
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元々は、ウルグアイの近代詩人フェルナン・シルバ・バルデスの詩がつけられた〈忘却の木の歌 Canción al arbol del olvido〉という歌。音楽初学者に対する教育目的で生み出された同曲の器楽版が、この《ミロンガ》である。ミロンガとは、かつてパジャドールpayador(ガウチョ吟遊詩人)が、ギターを片手に詠じていた地方音楽を指す。そのハバネラにも似たリズムに乗せて歌われているのは、男のやるせない恋心である。

「お前への想いを忘れるために、忘却の木の下で寝てみたが、夢から覚めて思い出したのはビダリータvidalitay(愛しい女性という意)。お前を忘れることを、忘れてしまったから。」

執筆者: 川端 美都子

参考動画&オーディション入選(1件)

瀬田 敦子

楽譜