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シュナーベル :ピアノ・ソナタ

Schnabel, Artur:Sonate für Klavier

作品概要

作曲年:1923年 
初出版社:Association for the Promotion of New Music: New Jersey
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:31分00秒

解説 (1)

執筆者 : 畑野 小百合 (606文字)

更新日:2010年9月1日
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元来はシュナーベルによって「5つの部分から成るピアノ小品」と名付けられていたが、ピアノ音楽創作上シュナーベルに重要な刺激を与え続けた弟子のエドゥアルト・エルトマンの勧めによって「ピアノ・ソナタ」と命名された。全体は、重厚な和音の連続が主題を形作る第1楽章、逡巡するような第2楽章、スケルツォ的な第3楽章、長大な緩徐楽章の第4楽章、敏捷な第5楽章のフィナーレの5つの楽章から成っており、各楽章の冒頭部分が先行する楽章の終結部で予期されるという点でチクルス的な連関性をもっている。第4楽章冒頭では12音から成る音列が印象的に提示されるが、楽章全体がこの音列に基づいて秩序づけられるわけではなく、作品を構成するひとつの要素として用いられている。また、フィナーレにおいては先行する諸楽章のモチーフが再現し、動機的統一のもとに全体が締めくくられる。

20年代に成立したこのソナタの譜面は、細かいメトロノーム数値の設定により微細なテンポの変動が規定されている点や、作曲者によって望まれるアーティキュレーションや演奏表現が徹底的に譜面上に書き表される点において、シュナーベルの中期作品の典型的な特質を示している。楽節構造や音列は緻密な計算によって成り立ち、シュナーベルが要求する演奏指示も極めて複雑であるが、逆説的にも、それらの「即物的」な実現を通してあたかも自由で即興的であるかのような演奏効果が得られるように工夫されている。

執筆者: 畑野 小百合

楽章等 (5)

第1楽章

総演奏時間:3分00秒 

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第2楽章

総演奏時間:3分00秒 

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第3楽章

総演奏時間:4分00秒 

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第4楽章

総演奏時間:11分00秒 

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第5楽章

総演奏時間:10分00秒 

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