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シュナーベル :ピアノのための3つの小品 Op.15

Schnabel, Artur:Drei Klavierstücke Op.15

作品概要

作曲年:1906年 
出版年:1907年 
初出版社:Dreililien-Verlag
献呈先:Willy Tiktin
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (1)

執筆者 : 畑野 小百合 (562文字)

更新日:2010年9月1日
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第2曲と第3曲は1906年9月に作曲され、同年10月に第1曲も一応の完成を見た。新たなバージョンのための改訂は、後の1948年におそらくニューヨークにて施されたと考えられる。シュナーベルはウィーンで晩年のブラームスと親交を結んだが、この作品にはブラームス的な性格が随所に見出される。この作品は、シュナーベル作品全体の中で初期の最後に位置するものとして理解できる。というのも、この作品以降のシュナーベルは、調性や小節線によって規定される拍節といった従来の音楽秩序から自由な作品を志向するようになるからだ。

第1曲は若干の挿入部を含む3部形式で、厳格な雰囲気をもつ両端部といくらか柔らかで流動的な中間部から成る。声部の配置の仕方や和声進行、楽曲中の楽想標語等に、ブラームスに通じる要素が散見される。第2曲もA-B-A’から成る3部形式を採用しているが、AとA’には徹底的に相反する発想標語が付けられている点が興味深い。一例としては、「ゆっくりと悲しげに」演奏されるよう指示されていた冒頭主題が、中間部の後に再帰する際には、「もとのテンポで、しかし激情的に」表現することが求められている。第3曲は小さな4つのワルツから成っており、その構成や転調の方法、一見自由で計算された楽節の伸縮には、やはりブラームスを強く想起させる部分がある。

執筆者: 畑野 小百合

楽章等 (3)

狂詩曲  Op.15-1

調:ハ長調 

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夜の光景  Op.15-2

調:嬰ヘ短調 

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ワルツ  Op.15-3

調:ハ長調,ヘ短調,変ロ長調,ヘ短調 

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