作品概要
楽曲ID:16974
作曲年:1886年
出版年:1947年
初出版社:Moscou
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ワルツ
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1886年
出版年:1947年
初出版社:Moscou
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ワルツ
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (2)
解説 : 山本 奈央
(293 文字)
更新日:2023年7月10日
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解説 : 山本 奈央 (293 文字)
更新日:2023年7月10日
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《ワルツ》作品1の後、1886年に8月に作曲された作品で、1947年遺作として出版された。陸軍幼年学校での学校祭でピアノを弾いたことにより、学校で注目され、その後ワルツやマズルカなどの舞踏音楽を度々クラスメイトにせがまれて演奏していたスクリャービンにとって、ワルツやマズルカは、自然と作品の一つへと残されていったのだと考えられる。《ワルツ》作品1とは対照的に、急激なクレッシェンドから始まる。この急激なダイナミクスや、左手オクターブの跳躍や全休符の間の取り方などは、《幻想ソナタ》(1886)などにも度々使用しており、晩年にかけて使用している手法も、この時期から書かれているものが多い。
執筆者:
山本 奈央
演奏のヒント : 山本 奈央
(282 文字)
更新日:2023年7月10日
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演奏のヒント : 山本 奈央 (282 文字)
更新日:2023年7月10日
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【演奏のヒント】
作品はロンド形式の構造で展開されますが、急激なクレッシェンド、ディミヌエンドのダイナミクスを用いた単音ー三度のオクターブによるアルペジオから始まる冒頭は、まるで序奏部のように感じられます。第15小節目まで流れを止めることなく進めてください。第17小節目から新たなセクションが始まりますが、4小節を一フレーズとしてフレーズが切れないように繋いでください。第67小節目から5連符、8連符によるなだらかなメロディーと装飾音符やトリルなどのリズミカルなアーティキュレーションを含んだメロディーがフレーズで現れますので、リズムの変化を表現して弾いてください。
執筆者:
山本 奈央
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