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ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op.96

Beethoven, Ludwig van:Sonate für Klavier und Violine Nr.10 G-Dur Op.96

作品概要

楽曲ID:15930
作曲年:1812年 
出版年:1816年 
初出版社:Steiner
楽器編成:室内楽 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:27分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (2)

成立背景 : 丸山 瑶子 (651文字)

更新日:2015年1月27日
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1812年成立。ベートーヴェンのパトロンであり弟子でもあるルドルフ大公に献呈。ベートーヴェンが、パリ音楽院のためのヴァイオリン教程(ピエール・バイヨ、ロドルフ・クロイツァーと共著)で有名な卓越したヴァイオリニストのロードPierre Rode (1774-1830)の依頼を受け、彼のコンサート用にこの曲を書いたということは、コンサート数日前のベートーヴェンの手紙から明らかである。またその手紙でベートーヴェンが「ロードの演奏についてもっとよく考えて書かねばならなかった」、「(ベートーヴェンの希望通りのパッセージが)ロードの好みに合わなかった」と伝えていることから、これは作品5のチェロ・ソナタなどと同様、ベートーヴェンが決して自身の独立した発想のみによるのではなく、同時代の他の音楽家の意見や作品の奏者その人のことを十分に考えながら作曲していたことを証明する作品と言えるだろう。特に終楽章を書きつつベートーヴェンが頭を悩ませていたことは、初演後に書かれたスケッチから窺い知れる。

作品は12月29日に、ロードと被献呈者のルドルフ大公によってヴィーンで初演された。その後、数回の公演を経て、1816年にウィーンのS. A. シュタイナー社(7月)とロンドンのバーシャルR. Birchall社から楽譜出版(10/11月)。初演後、ベートーヴェンは出版前に作品を複数回にわたって改訂したようだが、初演後に書かれた自筆譜が完全には伝わっていないため、残念ながら初演時の作品の全容を再構築することはできない。

執筆者: 丸山 瑶子

楽曲分析 : 丸山 瑶子 (4633文字)

更新日:2015年3月4日
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楽章等 (4)

第1楽章

総演奏時間:10分00秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:6分00秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第3楽章

総演奏時間:2分10秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第4楽章

総演奏時間:8分50秒 

解説0

楽譜0

編曲0

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