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フランク :人形の嘆き M.20

Franck, César:Les plaintes d'une poupee M.20

作品概要

作曲年:1865年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:2分00秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (273文字)

更新日:2008年6月1日
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1865年に作曲された。パリ音楽院での教え子、ガブリエル・エシュジュに捧げられている。フランクの作品は、深い内面性が特徴的であるが、この曲では、ロベルト・シューマンのペダル・ピアノのための作品との関連がうかがえる。

アンダンティーノのト長調、4分の2拍子で書かれたこの曲は、3部形式の構成となっている。右手のメロディーに左手の分散和音と、フランクにしては読みとりやすいテクスチュアとなっているが、よく見ると、分散和音の中に半音階的な音の進行が埋め込まれ、さりげなく内声をつくっている。中間部は、左右の手の役割を入れ替えて反復するつくりになっている。

執筆者: 齊藤 紀子