作品概要
解説 (1)
執筆者 : 永井 玉藻
(421 文字)
更新日:2015年4月27日
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執筆者 : 永井 玉藻 (421 文字)
更新日:2015年4月27日
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1929年に発表された、プーランク2作目のバレエ音楽。ピアノと18の楽器で構成されたオーケストラが奏する、10曲の音楽からなる作品である。バレエのシナリオも、「女性の孤独」をテーマに作曲家自身が執筆した。登場人物は、月の女神ディアーヌと彼女に従うニンフたち。彼女たちが朝ぼらけから日の出までの間に眠りから覚め、孤独や悲しみ、成就しない愛に苦しむ様子が描かれる。初演は、プーランクのパトロンで作品の依頼主でもあるノアイユ伯夫妻の屋敷で、私的に行われた。公開での初演は1930年。
卓越したピアニストでもあるプーランクの作品らしく、ピアノはソロ楽器としても、オーケストラの一部としても活躍する。冒頭のホルンとトランペットによるテーマは、曲を支える主題として、様々に形を変えて至る所に現れる。また、7曲目の「レシタティフ、ディアーヌのヴァリアシオンへの導入」で聴かれるように、《オーボエ、バソンとピアノのためのトリオ》などの自作からの引用も見られる。
執筆者:
永井 玉藻
楽章等 (10)
レチタティーヴォ, 「ディアーヌのヴァリアシオン」への序奏の退場
総演奏時間:2分10秒
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