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ライネッケ:言葉を伴わないおとぎ話

Reinecke, Carl Heinrich Carsten:Ein Märchen ohne Worte Op.165

作品概要

作曲年:1881年 
出版年:1882年 
初出版社:Ries & Erler
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (1)

執筆者 : 上田 泰史  (383文字)

更新日:2010年1月1日
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音によるおとぎ話。タイトルは、メンデルスゾーン以来無数に書かれたピアノ曲「歌詞のない歌曲(無言歌)Lieder ohne Worte」に想を得たものであろう。グリム兄弟が民衆童話の集大成を刊行したのが1812年、以後メルヘンは優れて民族的なジャンルとして19世紀のドイツの音楽家たちに霊感を与えた。メルヘンを題材とする代表的作品はフンパーディンクのメルヘンオペラ『ヘンゼルとグレーテル』(1893)であろう。森、妖精、魔女、小人、鬼火、自然の神秘といったメルヘンチックな素材を音楽作品に導入する風潮はドイツに限られず、パリのような大都市でも明快で都会的な優美さをもつ一種のメルヘン風楽曲が書かれたが、ライネッケのメルヘンはおそらく当時のドイツ人が持っていたメルヘンのイメージそのものであり、多様なスタイルと演奏技法を用いて異界を描き出している。ルーマニア王女に奉呈。

執筆者: 上田 泰史 

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