伊藤 綾子 Ito, Ayako
プロフィール (913文字)
プロフィール (913文字)
伊藤綾子は東京生まれのピアニスト。
2017年より、ジョス・ファン・インマゼール氏率いる古楽オーケストラ、アニマ エテルナ ブルッヘのコンサートに参加し、2018年2月の「ベートーヴェン:合唱幻想曲」では、ソリストとして、ブルージュ(コンセルトヘボウ)、フランクフルト(アルトオーパー)で演奏。2017年3月のガーシュインベルギー公演はライブ録音され、アルファレーベルより現在発売中。拠点を再びヨーロッパに移し、歴史的なピアノ(フォルテピアノ)での演奏と楽器の持つ繊細で大胆な表現力、多彩な音色に魅せられ研鑽を続けている。
2000年よりベルギー(アントワープ、フレースハウス楽器博物館、ブリュッセル王立楽器博物館)を始めヨーロッパと日本で演奏活動を行い、様々な鍵盤楽器でリサイタルを行っている。2005年の日本でのデビューリサイタル「ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲」では、新世代のフォルテピアノ奏者として注目を集め、音楽誌で好評を博した。
2016年よりジョス・ファン・インマゼール氏とピアノデュオコンサートを行い、2018年8月ドイツ・ブレーメン音楽祭にて、9月の来日公演は、NHKBSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHKFM「ベスト・オブ・クラシック」にて放送された。
2013年にリリースされたソロCD「オマージュ(1877年製のエラールを使用)」は、レコード芸術誌にて紹介され、同年ブリヂストン美術館開催の「カイユボット展」にて録音が使用される。その他Mezzo(ヨーロッパ) で録音が放送されている他、NHK「おはよう日本」で、フォルテピアノ奏者としての活動が紹介される。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。在学中1年間パリに留学し、ピアノをパラスキヴェスコ氏に師事。大学卒業後、ベルギーフランダース政府給費留学生としてアントワープ王立音楽院修士課程フォルテピアノ科に留学。平成13年度には文化庁による芸術家在外研修員として派遣される。フォルテピアノをジョス・ファン・インマゼール氏に師事。2002年にフォルテピアノを最高栄誉賞で卒業。2004年から3年間母校でフォルテピアノ科の講師を勤めた。
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