
解説:宮本 優美 (340文字)
更新日:2007年5月1日
解説:宮本 優美 (340文字)
フランス系ロシアの作曲家、批評家。ロシア五人組の一人。少年期にはピアノや和声学、対位法のレッスンを受けたが、1851年にペテルブルグ工科学校に入学、55年からは軍事技術アカデミーで学んだ。専門は築城学。
56年にバラキレフと出会い、リムスキー=コルサコフらとともにサンクトペテルブルグの音楽界で活動する。バラキレフはキュイのオーケストレーションを「素人的」と考え、オペラなどの作品に積極的に関与した。
批評家としては自分の仲間以外の音楽を否定し、チャイコフスキーやアントン・ルビンシテインを嫌っていた。
主要な作品には〈コーカサスの捕虜(カフカスの囚人)〉、〈大尉の娘〉などのオペラ、〈ながぐつをはいた猫〉などの子供オペラ、ピアノ小品、ヴァイオリンとピアノのための小品集、歌曲等がある。
執筆者:
宮本 優美
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作品(37)
ピアノ独奏曲 (15)
曲集・小品集 (11)
ピアノ合奏曲 (2)
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