松村 禎三 1929-2007 Matsumura, Teizo
解説:平野 貴俊 (542文字)
更新日:2018年4月24日
解説:平野 貴俊 (542文字)
京都市に生まれた作曲家(1929~2007)。幼少期に聴いたラジオで音楽に興味をもつ。旧制第三高等学校卒業後上京、池内友次郎のもとで東京藝大の受験を準備するが、入試の際の身体検査で結核が見つかり、清瀬の療養所に入る。 1950~55年の療養期間中、池内の勧めで句作を開始、同門の池野成と交流し音楽の知識を深めた。1955年に《序奏と協奏的アレグロ》で第24回音楽コンクール(現・日本音楽コンクール) 第1位入賞。劇団四季、日生劇場のための劇音楽も作曲。日本フィル・シリーズで初演された《交響曲》(1965)で地位を固め、1969年には《管弦楽のための前奏曲》 、1979年には《ピアノ協奏曲第2番》で尾高賞を受賞。徐々にエネルギーが充満、凝集し昇華していくような その音楽は「一元的」、「アジア的」などと評された。1978年に第10回サントリー音楽賞を受けた際に委嘱されたオペラ《沈黙》は1993年にようやく初演され、毎日芸術賞他多数の賞を受けた。東京藝術大学助教授のち教授として、高橋裕、山本純ノ介らの後進を育て、映画監督の熊井啓、黒木和雄と頻繁に組んで《忍ぶ川》 (1972)、《祭りの準備》(1975)などの映画音楽を作曲。1990年紫綬褒章、2000年勲四等旭日小綬章受章。
作品(7)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (2)
協奏曲 (2)
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ピアノ独奏曲 (2)
種々の作品 (3)
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