リトルフ 1818-1891 Litolff, Henry Charles
解説:樋口 愛 (524文字)
更新日:2007年10月1日
解説:樋口 愛 (524文字)
イギリスのロンドンに生まれ。ピアニスト、作曲家。12歳まで、ヴァイオリニストであった父(マルタン・ルイ・リトルフ)から音楽教育を受け、1830年からイグナツ・モシュレスに師事。1835年にパリへわたり、フェティスやアンリ・パブ、ピエール‐ジョゼフ‐ギヨーム・ジメルマンの薦めにより、演奏会を催した。1844年からドイツにて周期的な神経障害に悩まされるが、ハンス・フォン・ビューロの献身的な看護のお陰で、1845年ベルリンへの演奏旅行も成功し、ヨーロッパ各地で演奏活動を行なった。1958年からはパリに戻り、作曲と指揮に専念した。彼のもっとも有名な作品は《交響的協奏曲Concer-tos symphoniques》と題された4つのピアノ協奏曲である。この曲をフランツ・リストは高く評価し、手法を参考にして作曲した《ピアノ協奏曲第1番》をリトルフに献呈されている。リトルフのピアノ独奏曲は、主にサロン用に書かれている。曲風は、即興性が強く、19世紀の叙情的なピアノ作品特有の単一貫性の傾向にあった。曲目には描写的な題がつけられているものが多い。彼の作品は、ピアノ曲の他、交響曲、フランス・オペラとドイツ・オペラ、歌曲、シャンソン、室内楽曲などである。
作品(8)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (1)
協奏曲 (4)
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ピアノ独奏曲 (3)