この曲で、テンポ関連の指示は最後の42小節目で初めて登場する、poco sostenuto以外は書かれいません。故に、メトロノームとほぼ同じタイミングで淡々と進む事になります。そうなると、テンポ関係での表現では無く、ダイナミックやバランスで表現することが必須です。
ダイナミックで表現する例を述べます。例えば1ー2小節間がmp、3ー4小節間がp、5-6小節間がmp、7-8小節間がmfなどで上手く行くでしょう。
次にバランス関連の話をします。18ー25小節間、とにかく右手はさながら弦楽器のように、ppで3度を演奏してみてください。その状況で、左手をmf位でメロディーラインとしてフレージングします。最初のゴールは20小節目に、次のゴールは23小節目に向かうと良いでしょう。