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ベートーヴェン : ソナチネ(ソナチネ第6番) ロンド:アレグロ Anh5(2) ヘ長調

Beethoven, Ludwig van : Sonatine für Klavier Rondo:Allegro F-Dur Anh5(2)

作品概要

楽曲ID: 56971
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:2分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:12件

解説 (2)

解説 : 今関 汐里 (223 文字)

更新日:2019年3月7日
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ヘ長調。ロンド形式。冒頭のヘ長調の主題はロンド主題であり、左手の八分音符の伴奏に乗って右手の快活な旋律が奏でられる。このロンド主題はその後エピソードと交互に登場する。第1エピソードはハ長調、第2エピソードは平行短調のニ短調。67-82小節までは、ロンド主題への回帰を予見させる部分となっている。

ロンド主題提示部(1-16小節)

第1エピソード(17-28小節)

ロンド主題(29-36小節)

第2エピソード(37-82小節)

ロンド主題(83-94小節)

執筆者: 今関 汐里

演奏のヒント : 大井 和郎 (435 文字)

更新日:2025年10月9日
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2〜3助言します。まず冒頭のテーマは5小節目のフォルテに向かって行く方向性が欲しく、わくわくするような、何かを期待する様な、楽しい気持ちで徐々にテンションを上げていきたいところです。1〜4小節間は平坦にならない様に注意し、「5小節目に向かっている」という感じを出して下さい。

そして5小節目の、右手1拍目裏拍から2拍目に書かれてある3つの8分音符C、これがくせ者です。これも方向性を持って6小節目のCに向かって行く感じを出します。やってはいけないこととしては、この5小節目のC3つが:

1 スタッカートを短くせず重たく聞こえてしまうこと

2 フォルテと書いてあるのでやたらに大きすぎてしまうこと

3 全ておなじ音量であること

です。

同じ音はとても機械的に聞こえやすくなりますので、音量を半分に落とすか、やはり方向性を持つか、あるいはその両方を守って下さい。

20〜24小節間、27〜28小節間は、テンポが上がってしまいがちです。左手が無くなってもテンポが崩れない様に注意して下さい。

執筆者: 大井 和郎

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ロンド:アレグロ

楽譜

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