ベートーヴェン : ソナチネ(ソナチネ第6番) ロンド:アレグロ Anh5(2) ヘ長調
Beethoven, Ludwig van : Sonatine für Klavier Rondo:Allegro F-Dur Anh5(2)
作品概要
解説 (2)
解説 : 今関 汐里
(223 文字)
更新日:2019年3月7日
[開く]
解説 : 今関 汐里 (223 文字)
ヘ長調。ロンド形式。冒頭のヘ長調の主題はロンド主題であり、左手の八分音符の伴奏に乗って右手の快活な旋律が奏でられる。このロンド主題はその後エピソードと交互に登場する。第1エピソードはハ長調、第2エピソードは平行短調のニ短調。67-82小節までは、ロンド主題への回帰を予見させる部分となっている。
ロンド主題提示部(1-16小節)
第1エピソード(17-28小節)
ロンド主題(29-36小節)
第2エピソード(37-82小節)
ロンド主題(83-94小節)
演奏のヒント : 大井 和郎
(435 文字)
更新日:2025年10月9日
[開く]
演奏のヒント : 大井 和郎 (435 文字)
2〜3助言します。まず冒頭のテーマは5小節目のフォルテに向かって行く方向性が欲しく、わくわくするような、何かを期待する様な、楽しい気持ちで徐々にテンションを上げていきたいところです。1〜4小節間は平坦にならない様に注意し、「5小節目に向かっている」という感じを出して下さい。
そして5小節目の、右手1拍目裏拍から2拍目に書かれてある3つの8分音符C、これがくせ者です。これも方向性を持って6小節目のCに向かって行く感じを出します。やってはいけないこととしては、この5小節目のC3つが:
1 スタッカートを短くせず重たく聞こえてしまうこと
2 フォルテと書いてあるのでやたらに大きすぎてしまうこと
3 全ておなじ音量であること
です。
同じ音はとても機械的に聞こえやすくなりますので、音量を半分に落とすか、やはり方向性を持つか、あるいはその両方を守って下さい。
20〜24小節間、27〜28小節間は、テンポが上がってしまいがちです。左手が無くなってもテンポが崩れない様に注意して下さい。
編曲・関連曲(1)
ピティナ&提携チャンネル動画(4件)
楽譜
楽譜一覧 (12)
(株)春秋社
(株)音楽之友社
(株)ヤマハミュージックメディア
(株)全音楽譜出版社
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
(株)共同音楽出版社
(株)学研プラス
(株)ヤマハミュージックメディア
(株)音楽之友社
(株)全音楽譜出版社
