リスト :即興ワルツ S.213 R.36
Liszt, Franz:Valse - impromptu S.213 R.36
執筆者 : 和田 真由子 (255文字)
リスト : 即興ワルツ / Valse - impromptu S.213
1842年、リストは《ワルツ形式のアルブムブラット》を《小さなお気に入りのワルツ》として改作しているが、1850年、これをさらに完成させたものが、この《即興ワルツ》であるとされている。原曲は、「ペテルブルクの思い出に」と記され、マリー・フォン・カレルギスに献呈された。
3部形式により、即興性のあるワルツが優美に奏でられる。演奏時間は5分程度で、親しみやすい楽想をもっているため、多くのヴィルティオーゾ・ピアニストによって愛奏されている。
即興ワルツ
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