バッハ :組曲 ジーグ BWV 820

Bach, Johann Sebastian:Suite Gigue

作品概要

楽曲ID:45779
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ジーグ
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (482文字)

更新日:2024年1月19日
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2声のシンプルなジーグで、一瞬にして終わってしまいます。終楽章で厚みを持って終わるのでは無く、線が細く、軽やかで躍動的なジーグです。そのため、左手の表拍に来る4分音符は、スタッカートで弾いた方が重さを避けられます。1~4小節間は繰り返しがありますので、2回目は1回目と異なった音量であったり、アーティキュレーションを変えたりすることも必要です。

形式はABAで、15小節目でAが戻ってきます。最後の18小節目では、筆者の楽譜にはリピートマーキングが付いていませんが、リピートされる版もあるようです。

Bセクションに関しては、Aセクションよりもテンションが上がります。このジーグはこのBセクションのピークポイントが左右の手で異なります。上声部のピークポイントは、10小節目、音が最も高い、Cに達するところです。

一方で下声部のピークポイントは6小節目、最低音のEに達するところで、ここではかなりのフォルテでも差し支えありません。10小節目よりもテンションは高くなっても構いません。「楽しい驚き」と考えます。

最後、18小節目はクレッシェンド=フォルテで終わって良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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