バッハ :フランス風序曲(パルティータ) ガヴォット BWV 831

Bach, Johann Sebastian:Ouverture(Partita)  Gavotte

作品概要

楽曲ID:38420
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ガヴォット
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (365文字)

更新日:2024年4月1日
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バッハが持つ、h-moll 特有の舞曲的なキャラクターを感じ取れる、優雅で軽やかなガヴォットです。ガヴォット1と2は、一貫してテンポを狂わせることなく、淡々と進めて下さい。主旋律以外の、伴奏形の、連続される4分音符(1小節目や5小節目の左手などは)は、スタッカート、またはセミスタッカートで重たくならないようにします。

ガヴォット1はh-moll、ガヴォット2は平行調のD-durで書かれています。

しかし、ガヴォット2の冒頭には(piano)と書かれており、故に、ガヴォット1をクリアーにハッキリと表現し、ガヴォット2は、音質を変え、音量を控え、柔らかい音でコントラストを付けて下さい。

6小節目から出てくる16分音符4つのユニットは、それ以降、ガヴォット1に頻繁に出てきます。軽やかに弾き、ある種の「楽しさの表現」とお考えください。

執筆者: 大井 和郎