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バッハ :5つの前奏曲とフゲッタ 前奏曲とフーガ BWV 901 ヘ長調

Bach, Johann Sebastian:5 Praludium und Fughetta Prelude und Fuge F-Dur BWV 901

作品概要

楽曲ID:38236
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲とフーガ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (437文字)

更新日:2023年10月6日
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まず調がF-durで、これはバッハの中ではかなり性格の強い調で、活気があり、楽天的な調です。その上で、この曲は複合拍子で書かれています。バッハの書く複合拍子は、元気があり前へ前へと進む性格の拍子です。

これだけの材料がそろっていますので、テンポは速めに、音量は大きめに、生き生きと演奏することが望ましいです。

この曲の最高音は、ト音記号加線2本のCの音でこれは曲中3回出てきます。1回目は2小節目2拍目、2回目は、6小節目4拍目、3回目は13小節目2拍目です。この3つのCは高さは全て同じですが、最もピークポイントとして使用されているのは3回目(13小節目)のCです。ここをピークポイントとしてここに方向性を定めて下さい。

この3回目のCの後は、徐々に下行し、オクターブと5度下のFまで下がります(16小節目)。ただし気持ち的にはクレシェンドをかけて16小節目のFを弾きたいところですので、15小節目、3拍目より、再びクレシェンドをかけ、16小節目にたどり着いても良いと思います。

執筆者: 大井 和郎
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