バッハ :組曲 ブレ BWV 820

Bach, Johann Sebastian:Suite Bourree

作品概要

楽曲ID:38217
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (432文字)

更新日:2024年1月19日
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Boureeは、羽ばたくという意味があり、この時代では速い2拍子の舞曲とされています。このブレの形式はABAで、テーマ(主題)が4回出てきます。曲はとても単純に構成されていて、特にピークポイントになるような部分もありません。このタイプの曲を弾くときは、アーティキュレーションと強弱を工夫すると良いです。

テーマが4回も出てきますので、全て同じに弾くのではなく、色々変えてみましょう(繰り返しを行うと8回になります)。例えば1~4小節間ピアノで始まり、5~8小節間はフォルテで(またはその逆)。または、1~4小節間をレガートで弾き、5~8小節間をスタッカートで弾く(またはその逆)、等の区別を付けてみましょう。

中間部は若干テンションが高まる部分ですので14小節目に向かってクレッシェンドをかけフォルテで弾き、17小節目からは再びピアノにしても効果的です。

もう1つの奏法として、繰り返しを行うとき、2回目は、左手の声部を優先して、大きく出すような事をしても良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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