バッハ :前奏曲とパルティータ (第3旋法による) アルマンド BWV 833

Bach, Johann Sebastian:Praeludium e partita del tuono terzo Allemande

作品概要

楽曲ID:38185
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (434文字)

更新日:2024年1月8日
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連打音が特徴のアルマンドです。連打音と言うことは、少しテンポを変えただけでも雰囲気はがらりと変わります。あまり速いテンポに設定してしまうと、連打音ですので、レガートがかけられなく、躍動的な音楽になってしまいます。それではどれほど遅いテンポに設定すれば良いかという話になりますが、最後の小節の2拍目に、7の和音、EGBCが連打で来ます。この2つの和音と3拍目の和音の、3つを弾いたとき、聴いていて(あるいは弾いていて)無理のない16分音符の速さを基本とするテンポ設定が良いでしょう。

連打音に対しては、ペダルを使うことで、レガートに出来ますので、是非ペダルで音を繋いでみてください。

後半、12小節目、2拍目、右手の和音、GHD(本来はこうであろうと確信しています)のHにフラットが付いて、GBDになっている楽譜がありますが、ミスプリントの確立が相当高いと筆者は考えています。このフラットは無視してください。

F-durという調性ですが、素朴で穏やかな性格の曲とお考え下さい。

執筆者: 大井 和郎
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