バッハ :パルティータ ジーグ BWV 832

Bach, Johann Sebastian:Partita  Gigue

作品概要

楽曲ID:38183
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ジーグ
総演奏時間:1分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:1件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (435文字)

更新日:2024年1月8日
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バッハの書く、速い複合拍子の曲は、その楽しさを十分表現しています。このジーグも同じです。このタイプの曲は、アーティキュレーションを工夫することで雰囲気が変わってきます。

筆者であれば、例えば冒頭3小節間の右手に書かれている4分音符は、短く切って、楽しさを表現したいところなのです。作曲家が、1拍を、8分音符+8分休符+8分音符 と書かず、実際に書いてあるのは、4分音符+8分音符と書いているので、4分音符を切ることを躊躇してしまう奏者もいるかもしれません。

筆者にとってこのジーグは、フランス組曲G-durのジーグを思い起こさせます。このフランス組曲G-durのジーグの、4小節目をご覧下さい。バッハが書いているのは、1拍を、8分音符+16分音符で書いています。ところが実際にこのジーグの演奏というのは、8分音符の方を短く切って演奏する演奏が圧倒的に多いです。

従って、今のパルティータのジーグも4分音符と書かれているものの、楽しさを表現するために、切ってしまって構いません。

執筆者: 大井 和郎
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