バッハ :パルティータ ブーレ BWV 832

Bach, Johann Sebastian:Partita  Bourrée

作品概要

楽曲ID:38182
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ブーレ
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:1件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (538文字)

更新日:2024年1月8日
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あまり高低差も無く、同じリズムの同じ音形が延々と続いているようにも一見見えてしまうブーレーです。自分なりに分析をして曲を構築していきましょう。以下は分析の一例です。

リピートマーキングがある10小節目までを前半とします。1小節目からは3小節目をピークにして4小節目で下行しますので、ここまでを1つとします。

ここまでは4小節間でしたので、5小節目から再び4小節を辿ると、2小節分余計な、9~10小節間という部分が付いてきます。フレーズを観ていくと、5小節目から徐々に上行して、9小節目でピークに達することがわかります。前半では3小節目と9小節目をピークに持っていって下さい。

後半は、4小節単位で考えると理にかないます。11~14小節間で1つとします。故に、15小節目のメロディー、D H Gis Cisは、14小節目の続きと考えず、新たなフレーズとして考えると、15~18小節間で、2つの2小節単位のフレーズが、以下に示した下行形シークエンスのように現れます。

1 D H Gis Cis A Gis Fis Cis FIs

2 D H Gis Cis GIs Fis E H E

最後のフレーズは、19~23小節間になります。

全体のムードは極めて楽天的です。速く、楽しく弾いて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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