サン=サーンス :ピアノ協奏曲 第5番 「エジプト風」 第2楽章 Op.103

Saint-Saëns, Camille:Concerto pour piano et orchestre No. 5 "L'Egyptien" Mov.2 Andante

作品概要

楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:11分30秒

解説 (1)

解説 : 和田 真由子 (323文字)

更新日:2019年8月8日
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アンダンテ 二短調 4分の3拍子

この協奏曲が「エジプト風」と呼ばれる由来はこの楽章にある。

冒頭、弦楽によってシンコペーションのリズムがうちだされる。それにのせてピアノがエジプト風の音形を奏でる。つづき、ピアノで歌われるラプソディックな旋律がこの曲の第一主題で、悩ましげな夜の色気を感じさせる。中間部は、アレグレット・トランクイロ・クアジ・アンダンティーノ、ト長調。安らぎを感じさせるような旋律が美しく奏でられる。それらが徐々に発展をみせていくが、その中でみられるエキゾチックな効果を狙った特異な音の組み合わせやリズムには、心をひきつけられるものがある。再び冒頭の部分リズムが再現されたのち、ささやくようなピアノの上行音形によって静かに曲をとじる。

執筆者: 和田 真由子

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