ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第1集から) 前奏曲 HWV 428

Händel, Georg Friedrich:Suite Prelude HWV 428

作品概要

楽曲ID:30417
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分20秒
著作権:パブリック・ドメイン
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (382文字)

更新日:2024年7月15日
[開く]

即興性を必要とするプレリュードではありますが、あまりにも自由過ぎれば過ぎたで今度は譜面に書いてある音符や小節線や拍子記号が無意味になります。ヘンデルが何故32分音符、3連符、16分音符、等を書き分けているのか、それには必ず理由があるはずです。奏者はまず、如何なるケースにせよ、4/4拍子と言うことを忘れず、拍を認識することからスタートすることをお勧めします。

最初はストレートに、拍を感じながら譜読みをし、その後で、即興的に曲を崩していくようにします。

スケール以外の、アルペジオの部分は、和音に直して弾き直すことで和声の進行を認識でき、結果、強弱をどのように与えることが適切であるか、判るようになります。

勿論メトロノームのように弾くことは推奨しませんが、拍を認識した上でテンポを揺らし、さらっと流す部分や、逆に時間を取って強調するべき部分、を弾き分けてみてください。

執筆者: 大井 和郎

楽譜

楽譜一覧 (1)