ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) ジグ HWV 440

Händel, Georg Friedrich:Suite Jig HWV 440

作品概要

楽曲ID:30401
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (409文字)

更新日:2024年9月16日
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基本的には3声で進みます。テーマ(主題)がストレッタとなり、徐々に声部が増えていきます。1小節目からテーマが始まり、テーマが終わりきらないうちに6小節目で既にスタートする声部は実はバスではなく、アルトです。この声部は、13小節目でト音記号の下の段から上の段に移ります(お気を付け下さい)。即ち、13小節目の最後の音Esは、14小節目のDに繋がります。同時に14小節目で初めてバスが始まります。

後半27小節目は、アルトから始まり、28小節目でバスがスタート、29小節目でソプラノがスタートします。声部を正しく追って下さい。そして、声部によって音質を変化させてください。

もう1つのこのジーグの特長は、長いトリルにあります。3小節目、4小節目のような長く書かれてあるトリルは5つ以上の音は欲しいところです。短いサイズと長いサイズを注意深く観て、区別を付けて下さい。これらの長いトリルが綺麗に入ることで曲が魅力的に聞こえます。

執筆者: 大井 和郎
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