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モーツァルト :ピアノ協奏曲 第18番 K.456 変ロ長調

Mozart, Wolfgang Amadeus:Konzert für Klavier und Orchester Nr.18 B-Dur K.456

作品概要

作曲年:1784年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:28分00秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (648文字)

更新日:2007年11月1日
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1784年のモーツァルトはヴィーンでの人気に後押しされて6曲ものピアノ協奏曲を生み出した。この5曲目のピアノ協奏曲は、9月30日、盲目の女性ピアニストM. P. パラディスのために作曲されたものである。サリエリの弟子である彼女は、巧みにピアノを弾き、作曲もこなす音楽家であった。モーツァルトとは83年にザルツブルクで出会っており、ヨーロッパ・ツァー用に作品を依頼したのだろうと考えられている。

モーツァルト自身も翌年2月にこの協奏曲を演奏した。それを聴いた父レオポルトは、充実した楽器法に「喜びで涙が出た」とモーツァルトの姉ナンネルに書き送っている。また、その書簡には、皇帝もまた「ブラヴォー、モーツァルト」と叫び絶賛していたことが記され、演奏会の盛り上がりぶりが明らかになっている。

作曲家自身によるカデンツァは、第1楽章に3種、第3楽章に2種、そしてアインガングは第3楽章にひとつ残されている。

第1楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ、変ロ長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。喜ばしい明るさに満ちた楽章。ピアノはスケールやアルペジオを利用した動きが目立つ。

第2楽章:アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート、ト短調、2/4拍子。変奏形式。主題と5つの変奏から成る。モーツァルトの短調に独特な美しさと前進力をもった楽章である。

第3楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ、変ロ長調、6/8拍子。ロンド形式。前楽章とは打って変わって明るく華やかなフィナーレ。とはいえ、途中にはロ短調の激しい部分を含み、陰影を見せている。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:11分30秒 

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第2楽章

総演奏時間:9分30秒 

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第3楽章

総演奏時間:7分00秒 

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