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モーツァルト :ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453

Mozart, Wolfgang Amadeus:Konzert für Klavier und Orchester Nr.17 G-Dur K.453

作品概要

楽曲ID:271
作曲年:1784年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:29分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (653文字)

更新日:2007年11月1日
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モーツァルトの音楽活動が絶頂期にあった1784年には、6曲ものピアノ協奏曲が生み出された。その4曲目にあたるこの第17番は、4月12日、弟子のプロイヤー嬢のために作曲されたものである。彼女には2ヶ月前にもピアノ協奏曲第14番K. 449が捧げられており、それぞれ《プロイヤーのための協奏曲》第1番、第2番と呼ばれている。

作品は、いかにも女性らしい優しさの感じられる雰囲気の2つの楽章と、独奏ピアノの活躍目覚しい楽章から成るが、どれも管弦楽とピアノの調和がすぐれており、交響的な一体感を感じさせる。

作曲家自身によるカデンツァは、第1、2楽章に2つずつ残されている(どちらの楽章も一方は信憑性が疑われている)。

第1楽章:アレグロ、ト長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。澄んだ響きと愛らしい主題が楽章全体を支配しているものの、協奏曲としての幅広さも持ち合わせている。

第2楽章:アンダンテ、ハ長調、3/4拍子。小規模な協奏的ソナタ形式。たゆたうような優しいアリオーソ主題から成る楽章。管ののびやかな音と弦の刻みに対してピアノによる主題が映える。

第3楽章:アレグレット、ト長調、2/2拍子。変奏形式。鳥が鳴くような主題と5つの変奏そしてフィナーレから成る牧歌的で活発な楽章。管弦楽を煽るかのようなピアノの激しい動きには拍手喝采だったことだろう。なお、モーツァルトは、作品完成の約1ヵ月後、この主題をさえずることのできるムクドリを見つけて購入した。3年後にムクドリが死んだ際に追悼の詩を書くほどかわいがっていたという。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:11分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:10分00秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第3楽章

総演奏時間:7分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

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