作品概要
解説 (3)
解説 : 髙松 佑介
(269 文字)
更新日:2020年9月18日
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解説 : 髙松 佑介 (269 文字)
ト長調、9/8拍子。
分散和音音形による快活な曲。即興的な技法との関連が指摘されており、まさに分散和音で構成された主題は、和声進行を考えながら即興演奏を行うのにふさわしい。それが証拠に、和声は基本的に1小節ごとに変化し、同じ音形を高さを変えて繰り返す手法(摸続進行)による転調も多用されている。バッハの時代には演奏と作曲が分かちがたく結びついていたため、いかに即興技術によって演奏と作曲を行うかを示す教育的な意図も含まれているだろう。
全体は2部分で構成される。後半部(第14小節~)では下声部が属調で主題を提示し、上声部が5度上で応答する。
楽曲分析図 : 林川 崇
(84 文字)
更新日:2018年3月15日
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楽曲分析図 : 林川 崇 (84 文字)
c、c'、c''は、共通のリズム・モチーフになっている。
27、28小節目の左手は、2~9拍目がテーマ。
譜例提供:ベーレンライター(Bärenreiter Verlag)
演奏のヒント : 大井 和郎
(616 文字)
更新日:2018年3月12日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (616 文字)
第10番 ト長調 バッハのG-durはF-durと比べたとき、F-durまでの力強さは無いものの、活発であり、気分的にとても楽しい状態である事がわかります。それは平均律やフランス組曲などを見ても分かりますね。この10番のアーティキュレーションは実に可能性が多くあると思います。学習者の方は先生と相談の上、アーティキュレーションを決めてみては如何でしょうか?筆者は、小学生の頃、家にインベンション全曲の音源があり、この10番で、1拍に入る3つの8分音符は、1つ目と2つ目にレガートがかけられており、3つ目がスタッカートでした。そして4-6小節間はレガートで、7小節目からは、1拍目がレガート、2-3拍目が再び レガート+スタッカートのアーティキュレーションに戻るパターンでした。それを繰り返し聴いていましたので、耳にはそれが定着してしまいましたが、アーティキュレーションは自由にかけて構いません。 この曲は通常、速いテンポで演奏される事が多いです。そうすると例えば、11小節目や12小節目の1拍目最初の音には、左右の手にトリルが書かれています(ヘンレー版を見ています)。よくある失敗例として、このトリルに時間を取り過ぎてしまって、タイミングを失う事です。気をつけましょう。 20小節目かた23小節目までと、24小節目から25小節目まで、左右にそれぞれ長いトリルがあります。これは連続のトリルですので、止まる事の無いようにします。
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