ドビュッシー :プレリュード(前奏曲)集 第2集 花火

Debussy, Claude Achille:Préludes 2 "Feux d'artifice"

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:4分00秒
著作権:パブリックドメイン

解説 (1)

解説 : 白石 悠里子 (396文字)

更新日:2020年1月28日
[開く]

7月14日の革命記念日(パリ祭)を描いたものである。ドビュッシーは1912年夏に、その花火を見たのかもしれない。粒の揃った急速な3連符パッセージの上方に、和音の花火が打ち上がり、その情景は徐々に近づいてくる(第1-18小節)。トレモロや上下降するスケールの合間を縫ってようやく主要モチーフが現れる(第27-30小節)。このモチーフは変奏されて、色とりどりの光が繰り出される(第35-40小節、第41-56小節)。中間部ではゆったりした、ルバートでゆらめく花火が描かれるが(第57-64小節)、第65小節からの主要モチーフの回帰によって、鋭い閃光が戻ってくる。そのモチーフは、さらに力強く増大されて、もっともクライマックスを迎え(第79-89小節)、はるか遠くから聞こえる国歌《ラ・マルセイエーズ》とともに音と光と色の祭典は締めくくられる(第90-98小節)(譜例)。

【譜例:第90-94小節】

執筆者: 白石 悠里子

楽譜 (2件)全件みる