ドビュッシー :プレリュード(前奏曲)集 第1集 雪の上の足跡

Debussy, Claude Achille:Préludes 1 "Des pas sur la neige"

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:3分30秒

解説 (1)

解説 : 白石 悠里子 (268文字)

更新日:2020年1月27日
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標題の由来は不明である一方で、1923年に発表されたモーリス・ルブランの小説に同名の作品があることから、後世に影響を与えたのではないかとされている。冒頭には「このリズムは悲しく凍りついた風景の音の価値を持たねばならない」という指示がある。引きずるようなリズムに乗せて、上声の旋律が悲痛さをもって奏される(譜例)。第8-15小節では、上声部の旋律に代わってバス旋律が加わり、引きずるリズムが際立って聞こえる。以降も、上声と下声に旋律が添えられるが、引きずるリズムは最後までこの曲を支配し、暗く重々しい曲想を作り出している。

 【譜例:冒頭】

執筆者: 白石 悠里子

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