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クレメンティ : 第1番(ソナチネアルバム第7番) 第3楽章 Op.36-1 ハ長調

Clementi, Muzio : No. 1 Mov.3 Vivace C-Dur

作品概要

楽曲ID: 21088
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎5 応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:17件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (477 文字)

更新日:2025年10月23日
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2つほど注意点があります。1つは、1小節目と9小節目に書いてあるピアノとフォルテのマーキングの話です。両方の強弱があまり差が無く感じられるのは、1〜8小節間のpが足りていないからです。左手はpppで、右手もpかmpで弾きます。そして9小節目に入った時、左手は大きくしないこと。これが曲を乱す原因になります。大きくするのは右手で、9小節目からはメゾフォルテ位の音量で弾いてみて下さい。

もう1つは、25〜30小節間のテンポが上がってしまう奏者がいます。それは、1拍目を感じていないからです。左手の音形が同じ形で続くと起きやすい現象です。1拍目だけをアクセントを付けて練習してみましょう。落ち着くはずです。

この楽章はとにかく左手を目立たせないこと。ppで弾く事が重要です。かと言ってペダルを多く使用する曲でもありません。躍動的に生き生きと弾いて下さい。ちなみに、Vivaceとは、速い と覚えている人が結構いますが、実際には、生き生きと というイタリア語です。テンポの事はここでは書かれていません。極端に遅くなければ、ある程度余裕を持って弾いても良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎

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第3楽章

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