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モンポウ :祭りの歌 ロ長調

Mompou, Federico:Cançó de la fira H-Dur

作品概要

作曲年:1948年 
出版年:1949年 
初出版社:Salabert
楽器編成:歌とピアノ 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (1)

総説 : 内藤 多寿子 (463文字)

更新日:2018年3月12日
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バルセロナの詩人トマス・ガルセスTomàs Garcés(1901~1993)の詩に作曲される。ロ長調。曲は大きくABA’の形式をとる。Aは祭りのにぎやかな様子を描いた部分であり、3/8拍子で進行する。伴奏は強弱、解離和音、密集和音を巧みに使い分けることによって、歌詞の内容と対応している。Bは夜も更け、徐々に終息へと向かう祭りの様子を描いた部分であり、6/8拍子で進行する。この部分はAとは対照的に、終始穏やかで、半音階進行とヘミオラが特徴的である。そして、ふたたびAの冒頭部分が繰り返され、祭りの余韻を残しながら、終わる。ちなみに、伴奏でしばしば使用される、一音(あるいは一和音)のみにかけられたスラーは、音の響きを示すための、モンポウ独特の記号の使い方である。彼はこの記号を用いることによって、音の響きを最大限に保ち、打鍵した瞬間よりもわずかに遅れて発生する音の響きを意識するよう(演奏者に)促そうとした。  この作品は、1948年にマヌエル・ブランカフォルトManuel Blancafortによって管弦楽曲化された。

執筆者: 内藤 多寿子
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