グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 op.45
Grieg, Edvard Hagerup:Violin Sonata No.3 c-moll op.45
成立背景 : 原 晶穂 (337文字)
本作を作曲した時期、グリーグはトロールハウゲン(「妖精の丘」の意)に引っ越していた。そこは丘の麓に穏やかな海が内海のように静かに広がる場所であった。この岬近くの木造りの小屋でグリーグは作曲を行った。
グリーグは67年に作曲した第2番以来、20年ぶりにヴァイオリン・ソナタに取り組んだが、これは簡単ではないと感じていた。なぜなら、彼の叙情的な主題の発想は、ソナタという古典的な形式の枠組みの中で十全に展開するにはあまりに短く自己完結的であったからである。
それでも、グリーグは西洋芸術音楽の形式的の中で自身の愛した民俗的素材を扱う可能性とその正当性を認めさせ、西洋の伝統に自らを統合するためにドイツの古典音楽を基盤とするソナタ形式を軸としたヴァイオリン・ソナタに敢えて取り組んだ。
アレグロ・モルト・エド・アパッショナート
総演奏時間:9分00秒
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アレグレット・エスプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァ
総演奏時間:6分20秒
アレグロ・アニマート
総演奏時間:8分00秒
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 1. アレグロ・モルト・エド・アパッショナート
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 2. アレグレット・エスプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァ
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 3. アレグロ・アニマート
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