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クレメンティ : 段階的な6つのソナティナ 第3番 (ソナチネアルバム第9番) Op.36-3 ハ長調
Clementi, Muzio : 6 Progressive Sonatinas No. 3 C-Dur Op.36-3
作品概要
解説 (1)
【概要・演奏へのヒント】 : 嶌村 直嗣
(611 文字)
更新日:2022年6月23日
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【概要・演奏へのヒント】 : 嶌村 直嗣 (611 文字)
4分の4拍子。ハ長調、ソナタ形式。
規則的な左手のバスの上で、快活な第1主題が提示される。3度の響きが効果的に用いられた左右での掛け合いを経た後、属調にあたるト長調で第2主題が提示される(13小節目~)。展開部(27小節目~)は第1主題の転回で始まり、31小節目からは同主短調のハ短調へ転調。再現部(36小節目~)では提示部よりも1オクターブ低い音域で第1主題が再提示される。属調へは転調せず主調ののまま第2主題も再帰され、エネルギーが保持されたままクライマックスへと向かう。
音数が少ないシンプルな第1楽章、テーマを滑らかに紡いでいくことが重要です。フレーズの始まりと終わりを正確に把握し、音の上行・下行に沿った自然なデュナーミクを意識しましょう。左手のバスは、淡々と演奏するだけでなく、音程の移ろいを多少意識できると、より音楽が立体的に、生き生きとしてくるはずです(冒頭~4小節目、等)。第2主題は、快活な第1主題とのコントラストを明確に。優しく寄り添うような表現を考えてみましょう。休符を意識し、音価が間延びしてしまわないような心がけも大切です。第2主題後半は、第1主題同様の快活さだけでなく、音域が広くなりより深いフォルテが必要になってきます。スタッカートが多用される場面では、テンポが前のめりになってしまわないよう注意が必要です。曲全体を通して、常に自分の中で軸となるテンポが持てるよう、練習の時から意識しましょう。
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