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クレメンティ : 第3番 (ソナチネアルバム第9番) 第3楽章 Op.36-3 ハ長調

Clementi, Muzio : No. 3 Mov.3 Allegro C-Dur

作品概要

楽曲ID: 50727
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:1分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:15件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (521 文字)

更新日:2025年10月23日
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とにかく、楽しく、軽く、テンション高く、生き生きと弾いて欲しい第3楽章です。それにはテンポはある程度速くないと難しいのですし、アーティキュレーションは切れの良いタッチを使わなければなりません。重たい演奏や、聴いていて、「平和だ」と感じる様ではいけません。例えば、とても良いことがあってわくわくする気持ちであるとか、好きな人に会えた時の気持ちであるとか、欲しいものが手に入った時の気持ちであるとか、何とも言えない楽しい気持ちの表現であるので、終始、テンションは高く保って下さい。

たとえ強弱がpでも、緊張感の張り詰めたpが望ましく、pだからと言って穏やかな雰囲気を出してしまっては、これまでの張り詰めたテンションが壊れてしまいます。pのセクションであろうともテンションを高く保って下さい。

このピアノ曲事典には現在(2025年)4人の奏者がこの第3楽章を演奏していますが、筆者の最も理想とする演奏は、黒岩航紀氏の目の覚める様な演奏です。ここから技術を参考にしてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎

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第3楽章

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